日々の雑感 「岡本綺堂随筆集」を読む 2016年4月24日 info 「岡本綺堂随筆集」を読む 『半七捕物帳』で有名な岡本綺堂、そのものは読んだことはないのですが、最近読んでいたのがこの随筆集。 明治5年東京生まれ、東京育ち。話に聞く江戸時代、実際に経験した明治、大正、昭和初期の身の回りのことが書かれています。 明治から大正、昭和になっていくにつれて文体が変わっていくのも興味深いですが、実際に見聞きした東京の様子が今とはまるで違っていて面白かったです。 麹町から震災で「郊外」大久保へ移ると夜は真っ暗、草ぼうぼう…そんな東京見たかったですね~(笑) ファミリーヒストリーを調べていると、やはり風景としての郷土を思い浮かべるのですが、こういった記録から映像を導き出せるといいなぁと思います。