「日々の雑感」カテゴリーアーカイブ

弘前市立図書館の古文書調査

弘前市立図書館の古文書調査

 当社青森支部スタッフに、弘前藩の由緒書などの古文書を撮影してきてもらいました。初めてのスタッフだったので、事前に図書館に連絡をし、一概に古文書と言っても読みやすさに差があるので、○○氏を調べたいのですがと聞いたら「素人でも○○氏を読めない人はいないでしょう」とおっしゃいます。安心して待っていましたが、無事に古文書撮影が済み画像データが送られてきました。

 終了後のスタッフの目に映った藤田記念庭園の写真です。

解説によると、「大正8年に日本商工会議所初代会頭藤田謙一氏が邸宅を構えるにあたって、東京から庭師を招いてつくらせた江戸風な景趣の庭園」とのこと。アップルパイが美味しいとか。

 そろそろリンゴの季節が始まります。

夏休み期間中でも開館している国会図書館は熱い!!

夏休み期間中でも開館している国会図書館は熱い!!

 昼から行ったのもあって、超満員でPCは座って操作できませんでした。が、きっと東京近郊だけでなく日本全国から来ていると思うと、国会図書館の存在価値を痛感します。どんどんデジタル化していただいているけれど、館内でしか調べられないことも多くあり、立ってPC操作するくらい、なんともありませんっ!! 皆さん、頑張っている姿は頼もしく嬉しく感じました。(涼んでいた方もいると思いますが)

 今日は江戸時代の「触」を閲覧。藁半紙の付箋をついつい確保し過ぎて持ち帰ってしまいましす。写真は付箋(^^♪

【松前藩の運上屋?】
 幕末の北海道・松前で運上屋をしていたというご先祖、ご親類を探して問い合わせたところ、北海道の前は福山、その前は若狭ということまでわかりました。
 画像は国会図書館所蔵の無関係のページです(亀岡佐七郎 編 ほか『備後の魁 : 農商工技芸 名所国産の手引』,垣貫一右衛門,明17.2. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/803772 (参照 2025-07-11))。福山でどんな仕事をしていたかわかりませんが、その後北前船で海を渡って行ったのでしょう。

【足立・佐野新田の農民たち】
 天保年間、佐野新田の村人たちが集まって、1年間の休日を決めた古文書を講座で学んでいます。1月は半分くらい休んでますが、その代わり12月は1日も休みがありませんでした。休みの日はお上から指定されるのではなく、村人が決定しており、結構自治が発達していたようです。代官からは休日を減らせという指示がきましたが、さて農民たちはどのように対処したのでしょうか。
 山崎先生の講座はとても面白いです。

講座受講生からご連絡がありました。

 2年前のNHK文化センターでの「ファミリーヒストリーを調べよう」講座受講生からご連絡がありました。
 受講して下さって拙著も参考にしていただきながら1冊の本を完成させたとのご報告、とても嬉しく、懐かしくなりました。ありがとうございます!!
 ここしばらく腰が重くてセミナー講師していません。なかなか時間が取れないのですが、全国のファミリーヒストリーを調べたい皆さんに直接お会いできるのは得難い経験です。講師として呼んでくださるところがあれば…(^^)/

https://www.nhk-cul.co.jp/school/kobe

山の稜線

 山の稜線

ご先祖の墓地をお探しのお客さま、唯一手持ちの写真から場所を推定しました。山の稜線が決め手です。近くにあるお寺さまにお手紙を書きました。予想が当たり、墓地情報を回答できることになりました。
Google ストリートビューのおかげです。感謝感謝(^^)/

土曜日ですがいつものように出勤しています。土日祝や平日夜の方がご都合の良いお客さまは大勢いらっしゃって、営業時間は設定しているものの柔軟に対応させていただいています。
スタッフも今日は客先訪問。今日も暑くなりますが来週からは梅雨。晴れ間を有効に使いましょう。

横浜外国人居留地の現在

 横浜外国人居留地の現在

 明治時代にあった居留地のひと区画はとても大きく、現在は大手企業の駐車場だったり、ホテルだったり、ビルだったりと変貌しています。位置関係はほとんど変わりません。
 通りすがりに10.5t、3.4mの錨を見つけました。

 仕事後は中華街。賑わいがありますがどこも食べ放題? どの店を選んだらいいのかわからない感がありました。聘珍楼には行ったことはなかったかも…

カルガモの親子

カルガモの親子

 昨日は一日国会図書館でした。気力と脚力を使い切って帰る途中、国会議事堂の前の歩道で遭遇したカルガモの親子でした。しばらくアチコチ歩いた後、母ガモがエイヤッと左側の壁を乗り越えました。子どもたちは追って登れるのか?? ―以降、帰路についたのでどうなったかはわかりません。議事堂の中に池があるんですかね??
 以下近況です。

・軍歴解説で、インパール作戦の生還者末裔からの依頼がありました。解説もやはりつらくてキツイですね。
・ご先祖の生まれた年代によっては、一人の方のご先祖から二けたもの従軍者がいらっしゃる場合もあります。ただ申請者の条件がまだ三親等のところもあり、すべての軍歴証明を取り寄せるにはハードルがあります。六親等に拡充して、没年月日記載の戸籍謄本要件も(県内最高齢者年齢より上となるので)無くなるといいなと思います。従軍の足跡は多くの方に申請していただき、知っていただきたいです。
・水戸にある茨城県立歴史館には、平日でしたが比較的来客がありました。「べらぼう」の巡回展のせいですかね。吉原の巨大絵コンテや出演者のサインなどが展示されていました。
・加賀藩士名簿を調べていましたが、明治3-4年の藩士の数は士族、卒族合わせて約17,000戸。まとまった資料を見ると圧倒されます。関係者の名前、ありました(^^)/。
・明治時代に日本に帰化した方の末裔に連絡を取り、お電話をいただきました。残念ながら公的な資料しか残っておらず、でもご返信いただけるのは有難いことです。
・明治時代の外国人居留地調査をしています。横浜、大阪川口、神戸。現地でご先祖が暮らした場所の撮影に向かいます。全く跡形が無いですが。

 5月も後半、暑~くなってきましたが、体調を崩さないよう気をつけましょう。

旧土地台帳を1000筆確認

旧土地台帳を1000筆確認

 先日スタッフがお客様のルーツを調べるために1万筆の旧土地台帳を閲覧してきたと言います。驚いた!! 
 そこからすると1000筆はそんなに多いわけではありませんが、地主ともなるとその一族の数家の足跡を記録するのは大変な作業です。結局のべ3日間法務局に行きました。
 エクセルで入力600行になったものを整理していましたが、相続関係を見ていくとこれが案外すっきりとまとまってきました。本家・分家・新家…それ以外の人物がどの家の系統なのか、墓誌などと見比べて確認していきます。

 写真は別の法務局の表紙です。全国の旧土地台帳好きの皆さん(いる??)、法務局に迷惑にならないよう留意しつつ頑張ってください。

ロッジ

ロッジ

知らないことが多いもので、国会図書館にて江戸時代末期から明治時代にかけて日本にやってきた外国人たちの英語の名簿の中にあった表記でした。
ロッジを貸す賃貸者か??などと思ったらあの「フリーメイソン」の支部組織の名称だったんですね。二人のイギリス人がいつどこで出会ったのかを、横浜・大阪・神戸の名簿で調べていた中で見つけました。
ところが途中からもう一人の関係者がいることが見えてきました。夕方5時半。6時までに複写しないと郵送扱いになるので急ぎ探して付箋を入れ、ギリギリで複写申し込みできました。

朝、開館と同時に入館し6時半までの格闘(約40冊の名簿閲覧、10回の複写往復)で調査の成果があったので、ホッとして帰路につけました。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%82%BD%E3%83%B3

海軍艦艇の沈没位置地図をみる 4月7日

海軍艦艇の沈没位置地図をみる 4月7日

戦時中、多くの艦船が戦中に沈没しています。その地図には80年前の今日、沈没した船があります。大和もあります。大和では2700名を超える方々が犠牲になっています。
地図にはソロモン諸島で昭和17年、フィリピン周辺で昭和19年から20年の沈没艦船が多くなっていますが、太平洋上・日本沿海いたるところに沈没位置がドットされており、その数の多さにしばし思考が止まります。

見ている手元の地図は元海軍大佐が調製したもので、輸送艦や油送艦、敷設艦など多くの艦艇が掲載されていますが、google mapでも一部見られます。key→「軍艦たちの眠る場所」
※写真はwikipediaより