海外からのお客様の声、届きました。
難しい面もありましたが、無事に納品させていただきました。良いご感想をありがとうございます。

旧土地台帳を1000筆確認
先日スタッフがお客様のルーツを調べるために1万筆の旧土地台帳を閲覧してきたと言います。驚いた!!
そこからすると1000筆はそんなに多いわけではありませんが、地主ともなるとその一族の数家の足跡を記録するのは大変な作業です。結局のべ3日間法務局に行きました。
エクセルで入力600行になったものを整理していましたが、相続関係を見ていくとこれが案外すっきりとまとまってきました。本家・分家・新家…それ以外の人物がどの家の系統なのか、墓誌などと見比べて確認していきます。
写真は別の法務局の表紙です。全国の旧土地台帳好きの皆さん(いる??)、法務局に迷惑にならないよう留意しつつ頑張ってください。
ロッジ
知らないことが多いもので、国会図書館にて江戸時代末期から明治時代にかけて日本にやってきた外国人たちの英語の名簿の中にあった表記でした。
ロッジを貸す賃貸者か??などと思ったらあの「フリーメイソン」の支部組織の名称だったんですね。二人のイギリス人がいつどこで出会ったのかを、横浜・大阪・神戸の名簿で調べていた中で見つけました。
ところが途中からもう一人の関係者がいることが見えてきました。夕方5時半。6時までに複写しないと郵送扱いになるので急ぎ探して付箋を入れ、ギリギリで複写申し込みできました。
朝、開館と同時に入館し6時半までの格闘(約40冊の名簿閲覧、10回の複写往復)で調査の成果があったので、ホッとして帰路につけました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%82%BD%E3%83%B3
海軍艦艇の沈没位置地図をみる 4月7日
戦時中、多くの艦船が戦中に沈没しています。その地図には80年前の今日、沈没した船があります。大和もあります。大和では2700名を超える方々が犠牲になっています。
地図にはソロモン諸島で昭和17年、フィリピン周辺で昭和19年から20年の沈没艦船が多くなっていますが、太平洋上・日本沿海いたるところに沈没位置がドットされており、その数の多さにしばし思考が止まります。
見ている手元の地図は元海軍大佐が調製したもので、輸送艦や油送艦、敷設艦など多くの艦艇が掲載されていますが、google mapでも一部見られます。key→「軍艦たちの眠る場所」
※写真はwikipediaより
1週間前と比較、満開の桜を見ながらの朝の通勤。
最近は3本の調査報告書と格闘しています。
文章は簡潔にわかりやすくを心がけていますが、その前の準備が大事です。調査結果をすべて見える化して、どのような順に話を進めるとすっきりお客様に伝わるのか?? どんな画像・写真が適当か、また各々の話題の切り替え時に、どのような一文を入れるか、締める時の一文はどうか…
聞き取りも調査も重要ですが、記録し伝えるという部分は実はとても奥が深いものです。「NHKファミリーヒストリーの余貴美子が語っているみたいに最後、締めてください」と笑いながら半ば本気でスタッフに伝えています。
各スタッフも何件かずつ並行して調査と執筆を進めており、できあがった報告書を最初に読めるのはわくわくドキドキして嬉しいものです。
今朝の曇り空の中、わずかに咲き始めた桜🌸
今年に入って、ご依頼は半数がリピーターです。創業当初からご縁のある方のファミリーヒストリーの10年追記、5年ほど前からルーツ調査させていただき4度目のご依頼、親御さんの遺品資料を追加で記録したい方、前回は自分の親で今回は夫の一族、前回は自分のルーツで今回は夫のルーツ…以前の調査や記録を評価していただいた証と思います。久しぶりにお会いする方々の近況を聞ける楽しみで、嬉しくもあり、とっても有難いことと思います。
北海道、東北、関東、関西、中国、九州の各スタッフが今まさに現地で調査してくれています。また読み応えのある物語を遺すためのライターや校正担当、美しい宝物のような本を遺すために、デザイナーやライター、DTP担当も各々頑張っています。
崩し字担当も…と書いて、そうだ漢文を単発で現代語訳していただける方はいませんか?? またIndd含むアドビを使える編集者【兼】私の助っ人も募集しています。
今週末からは花見ができそうです🌸
ルーツ報告書と和綴じ本との相性
お客さまのご希望で、日本橋や京都の和紙屋さんと半年に渡りやりとりをさせていただきました。いろいろとわがままを言いまして、和紙屋さんには大変ご迷惑をおかけしました。ご協力ありがとうございました。
墨書きの文字や、それほど細かくない図や写真などの場合は、和紙でもきれいに印刷できます。ただ、細かい地図や古い墓石を鮮明に見ていただきたい弊社の歴史報告書の場合は、印刷適正のある和紙であっても少し不鮮明だったり暗めに印刷されることがわかりました。テスト印刷の結果です。
また同じ色味の和紙を選んでもロットで異なったり、厚みが違ったり、さらに時間が経つと色が変わっていきます。逆にそれが和紙のだいご味とも言えます。
写真は春に相応しい萌木色の和綴じ本です。美しく出来上がりました。ホッとしています。
国立国会図書館ツアー報告
前回お客さまへのツアーの計画について書きましたが、その後について少し報告します。
国会図書館初めての方には、まず新館でカードを作成してもらうのですが、最近新規さんが多いようで30分ほどかかりました。パスワードを忘れないようにして荷物をロッカーに(要100円硬貨)入れ、いざPCで検索・書籍の閲覧申し込み。
書籍が来るまでに、4F地図室へ行き新旧地図を取り寄せ、2F複写カウンターへ。その間に書籍を見て必要ならば複写。不用なら返してさらに検索。地図の複写が仕上がったら受け取って出典を記入して4Fに返しにいく。
お昼は3Fレストランに入ってみました。北海道メニューが揃う珍しいレストランでした。エスカロップまである!
その後は新館、新聞資料室、本館の科学技術・経済情報室と人文総合情報室を案内し、開架にある弊社代表の書いた本を紹介したり(笑)。
時間が限られている中で、検索の仕方などをお教えすると、ご案内した方がご自身でさくさくと検索を始めています。家でも会社でも見られること、見られないものは来館や遠隔複写を依頼すればOKとお伝えするとまた利用したいと喜んでいらっしゃいました。
あっという間の3時間でした。
今日からはとても温かくなりますね。今週末はもう3月、弊社でも卒業するスタッフ、新たに加わってもらえるスタッフと、悲しみと期待とが入り混じる季節となっています。新しい気持ちでまた頑張りましょう。
国立国会図書館とのご縁
・徹底した調査の上、ハードカバー報告書を納品していますので、是非国立国会図書館に納本したいとおっしゃる方が時々いらっしゃいます。その場合は、個人情報に配慮し、著作権に留意し、掲載許諾などの手続きが結構大変です。今週はなんとかまとまって、表紙選びまできました。写真の「赤マーブル」が最近人気です。
・国立国会図書館では、全国の図書館員の方々に向けたレファレンスなどのためのセミナーを行っています。その時使用する画像を借りたいとのご連絡がありました。実物資料を若干ぼかした画像でしたが、ご提供のお客様に確認し、お客様もそういう理由でしたらとご快諾いただきました。
・以前のお客様で、どのように調査しているかご興味があるとおっしゃる方に、国立国会図書館ツアーを計画しています。まずは入館証を作って入館、検索して待つ間に地図室、複写カウンターへ行って、新館へ行って…時間調整して無駄の無いように計画中(^^)/ なおかつ静かに解説しなくては。
あと数日で2025年の最初の1か月も終わりますね。今週も一日一日を大切に過ごしましょう。