【松前藩の運上屋?】
幕末の北海道・松前で運上屋をしていたというご先祖、ご親類を探して問い合わせたところ、北海道の前は福山、その前は若狭ということまでわかりました。
画像は国会図書館所蔵の無関係のページです(亀岡佐七郎 編 ほか『備後の魁 : 農商工技芸 名所国産の手引』,垣貫一右衛門,明17.2. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/803772 (参照 2025-07-11))。福山でどんな仕事をしていたかわかりませんが、その後北前船で海を渡って行ったのでしょう。
【足立・佐野新田の農民たち】
天保年間、佐野新田の村人たちが集まって、1年間の休日を決めた古文書を講座で学んでいます。1月は半分くらい休んでますが、その代わり12月は1日も休みがありませんでした。休みの日はお上から指定されるのではなく、村人が決定しており、結構自治が発達していたようです。代官からは休日を減らせという指示がきましたが、さて農民たちはどのように対処したのでしょうか。
山崎先生の講座はとても面白いです。
山の稜線
ご先祖の墓地をお探しのお客さま、唯一手持ちの写真から場所を推定しました。山の稜線が決め手です。近くにあるお寺さまにお手紙を書きました。予想が当たり、墓地情報を回答できることになりました。
Google ストリートビューのおかげです。感謝感謝(^^)/
土曜日ですがいつものように出勤しています。土日祝や平日夜の方がご都合の良いお客さまは大勢いらっしゃって、営業時間は設定しているものの柔軟に対応させていただいています。
スタッフも今日は客先訪問。今日も暑くなりますが来週からは梅雨。晴れ間を有効に使いましょう。
横浜外国人居留地の現在
明治時代にあった居留地のひと区画はとても大きく、現在は大手企業の駐車場だったり、ホテルだったり、ビルだったりと変貌しています。位置関係はほとんど変わりません。
通りすがりに10.5t、3.4mの錨を見つけました。
仕事後は中華街。賑わいがありますがどこも食べ放題? どの店を選んだらいいのかわからない感がありました。聘珍楼には行ったことはなかったかも…
カルガモの親子
昨日は一日国会図書館でした。気力と脚力を使い切って帰る途中、国会議事堂の前の歩道で遭遇したカルガモの親子でした。しばらくアチコチ歩いた後、母ガモがエイヤッと左側の壁を乗り越えました。子どもたちは追って登れるのか?? ―以降、帰路についたのでどうなったかはわかりません。議事堂の中に池があるんですかね??
以下近況です。
・軍歴解説で、インパール作戦の生還者末裔からの依頼がありました。解説もやはりつらくてキツイですね。
・ご先祖の生まれた年代によっては、一人の方のご先祖から二けたもの従軍者がいらっしゃる場合もあります。ただ申請者の条件がまだ三親等のところもあり、すべての軍歴証明を取り寄せるにはハードルがあります。六親等に拡充して、没年月日記載の戸籍謄本要件も(県内最高齢者年齢より上となるので)無くなるといいなと思います。従軍の足跡は多くの方に申請していただき、知っていただきたいです。
・水戸にある茨城県立歴史館には、平日でしたが比較的来客がありました。「べらぼう」の巡回展のせいですかね。吉原の巨大絵コンテや出演者のサインなどが展示されていました。
・加賀藩士名簿を調べていましたが、明治3-4年の藩士の数は士族、卒族合わせて約17,000戸。まとまった資料を見ると圧倒されます。関係者の名前、ありました(^^)/。
・明治時代に日本に帰化した方の末裔に連絡を取り、お電話をいただきました。残念ながら公的な資料しか残っておらず、でもご返信いただけるのは有難いことです。
・明治時代の外国人居留地調査をしています。横浜、大阪川口、神戸。現地でご先祖が暮らした場所の撮影に向かいます。全く跡形が無いですが。
5月も後半、暑~くなってきましたが、体調を崩さないよう気をつけましょう。
旧土地台帳を1000筆確認
先日スタッフがお客様のルーツを調べるために1万筆の旧土地台帳を閲覧してきたと言います。驚いた!!
そこからすると1000筆はそんなに多いわけではありませんが、地主ともなるとその一族の数家の足跡を記録するのは大変な作業です。結局のべ3日間法務局に行きました。
エクセルで入力600行になったものを整理していましたが、相続関係を見ていくとこれが案外すっきりとまとまってきました。本家・分家・新家…それ以外の人物がどの家の系統なのか、墓誌などと見比べて確認していきます。
写真は別の法務局の表紙です。全国の旧土地台帳好きの皆さん(いる??)、法務局に迷惑にならないよう留意しつつ頑張ってください。
ロッジ
知らないことが多いもので、国会図書館にて江戸時代末期から明治時代にかけて日本にやってきた外国人たちの英語の名簿の中にあった表記でした。
ロッジを貸す賃貸者か??などと思ったらあの「フリーメイソン」の支部組織の名称だったんですね。二人のイギリス人がいつどこで出会ったのかを、横浜・大阪・神戸の名簿で調べていた中で見つけました。
ところが途中からもう一人の関係者がいることが見えてきました。夕方5時半。6時までに複写しないと郵送扱いになるので急ぎ探して付箋を入れ、ギリギリで複写申し込みできました。
朝、開館と同時に入館し6時半までの格闘(約40冊の名簿閲覧、10回の複写往復)で調査の成果があったので、ホッとして帰路につけました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%82%BD%E3%83%B3
火保図について
火災保険図は貴重な情報源です。
戦前の足跡を追う時に、ご先祖が暮らしていた場所の区画や広さなどを知るには火災保険図、略して火保図がとてもありがたい資料になります。寺社やお店などが載っている場合もあります。昨日の日経新聞文化欄には、火保図を制作していた方の話が出ていました。ご夫婦での制作手法、実際に足で歩いて記録し、カラス口のペンで製図するの繰り返しです。ご苦労がしのばれます。今回各地の図書館に入荷したようなので、活用したいですね。
それ以外に土地宝典という地図も役に立ちます。
昔の地図を見ているとなんだか心がときめきます(笑)
国立国会図書館ツアー報告
前回お客さまへのツアーの計画について書きましたが、その後について少し報告します。
国会図書館初めての方には、まず新館でカードを作成してもらうのですが、最近新規さんが多いようで30分ほどかかりました。パスワードを忘れないようにして荷物をロッカーに(要100円硬貨)入れ、いざPCで検索・書籍の閲覧申し込み。
書籍が来るまでに、4F地図室へ行き新旧地図を取り寄せ、2F複写カウンターへ。その間に書籍を見て必要ならば複写。不用なら返してさらに検索。地図の複写が仕上がったら受け取って出典を記入して4Fに返しにいく。
お昼は3Fレストランに入ってみました。北海道メニューが揃う珍しいレストランでした。エスカロップまである!
その後は新館、新聞資料室、本館の科学技術・経済情報室と人文総合情報室を案内し、開架にある弊社代表の書いた本を紹介したり(笑)。
時間が限られている中で、検索の仕方などをお教えすると、ご案内した方がご自身でさくさくと検索を始めています。家でも会社でも見られること、見られないものは来館や遠隔複写を依頼すればOKとお伝えするとまた利用したいと喜んでいらっしゃいました。
あっという間の3時間でした。
今日からはとても温かくなりますね。今週末はもう3月、弊社でも卒業するスタッフ、新たに加わってもらえるスタッフと、悲しみと期待とが入り混じる季節となっています。新しい気持ちでまた頑張りましょう。
今年も調べます!
以下近況です。
・カンパニーヒストリーを調べるためには、業界事情や技術情報が欠かせません。まずは科学系一般書を読んでから学会に参加。頭が???マークでいっぱいになりそうです(^^)。
・昨年から続く英公文書、貴重な事実がいくつか見つかって、さらに調査先が広がりました。問い合わせ先の寺院や大学の皆さま、ありがとうございます。
・藩士名簿を閲覧しにいきますが、撮影不可なので、鉛筆による書写。うむむむ。
・海外からのご依頼で多い質問は、委任状に書く住所氏名印鑑についてです。印鑑は無い方も多いので無くていいですが、署名は直筆で、委任状現物をご郵送いただいています。
・写真は某日の国会図書館からの国会議事堂。図書館は内装工事中のため、PC求めて回遊しています。
さて今週も頑張りましょう~
お客さまの声
戸籍謄本の文字を読むことは、家系図・ルーツ調査・ファミリーヒストリー調査すべての基本です。
今回は戸籍謄本テキスト化のご依頼でした。少しでもお役に立てたなら嬉しいです。
家系図、ルーツ、ファミリーヒストリーの調査、記録を承ります。