美容院を経営している方から、今週の女性自身に「ファミリーヒストリー」について掲載されていますよ、というお話がありました。それではと読んでみたところ、今年3月に終了したNHKの番組「ファミリーヒストリー」の裏側についての記事でした。
番組を立ち上げたプロデューサーの小山好晴さんのお話。「義理の父が亡くなる間際に朦朧とした状態で語った、台湾と日本を行き来したドラマチックな生い立ちが、実に面白かった。それが番組を始めるきっかけでした。」しかし企画の段階で、有名人ではなくその家族の物語なので、「一般の人の家族史ではないか。そんなものにどれだけ視聴者の興味があるのか」とさんざん言われ、局内での風当たりも強かったそうです。
有名人の人選は、雑誌のインタビュー記事などから拾い上げた小さなエピソードから。ルー大柴さんは「祖父は満州で時計屋をやっていた」とか、浅野忠信さんは「おじいさんがネイティブアメリカンの血をひいている」とか、彼らが語ったことがきっかけとなったようです。1本あたりの制作期間は普通の番組よりも長い約3ヶ月から4ヶ月。まずは詳細な家系図を作成するところから始め、毎回出演者にプレゼントされたそうです。
番組そのものについては皆さんもご存じだと思いますが、反響を呼び、今でも視聴者から自分の家族の歴史を調べてほしいというお便りが届くそうです。残念ながらまだ再開の告知はありません。
http://www.nhk.or.jp/program/famihis/
ファミリーヒストリー記録社ホームページはこちら→ http://familyhistory.secret.jp